鯛めん

暑い日が続いていますね。
暑い時に温かい物を食べる気は
あまりしないと思うのですが、、、
少し前にも書いたのですが、
温かい物を食べるのは体のためには
いいそうです。
(ここ最近、このネタばかりかも。)

鯛のアラがあったので、
アラで出汁を取って“にゅう麺”を
作ってみました。
実家では、このにゅう麺を『鯛めん』と
呼んでいました。
でも、中国地方や四国で『鯛めん』と
言われているのはにゅう麺じゃないんですね。
つい最近まで知りませんでした。
違う!と言われてしまうかもしれませんが
これが、わたしの『鯛めん』です。

これ、、、すごく好きなのですが
手間がすごーくかかるのです。
自分では、したくない。
誰かに作ってもらいたい料理の
代表です。でも、美味しい。
食べたくなるのです。

まず、鯛のアラに塩をふって
しばらく置いて臭みを取ります。
それを流水で洗って、熱湯に
くぐらせ霜降りします。
その後、冷水の中で血合いや
鱗などをきれいに取り除きます。
次に、水と昆布と洗った鯛の
アラを鍋に入れて弱火で
沸いてくるまで煮ます。
沸いてきたら、昆布を取り出して
酒を加えて
アクを取りながら10分くらい煮ます。
アラを取り出して、食べやすいよう
骨と身に分けます。
後は、汁に淡口しょう油などで
味つけし茹でておいた素麺を
入れて温めます。
器に入れ、ねぎ・柚子・ほぐした
鯛の身をトッピングしたら完成です。

子供のころ高熱で食欲がない時
何か食べたい物がないか聞かれると
必ず『鯛めん』と答えていました。
こんな手間なことをいつも
してくれてたのだと思うと親は
ありがたいなぁと思います。

今日も
ごちそうさまでした!!

<< 余談 >>
アイキャッチの写真ですが、
身をほぐすと出てくる鯛の鯛と
コブのある骨。
骨のコブを見て、子供のころ
『かわいそうにこの鯛は病気に
なってたんだ。』と真剣に思って
いました…www
これは病気ではなく、流れの早い
ところを泳いでいた鯛によく
見られる現象だそうです。
天然物の証と言われたことがあります。
(このコブ“鳴門骨(なるとほね)”って
言うんですね。)

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なんだかこの週末は
台風がやってきそうですね。
これ以上、災害が起こりませんように…

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